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CMS選びで失敗しない!2025年最新版シェア&タイプ別おすすめ5選

CMS選びで失敗しない!2025年最新版シェア&タイプ別おすすめ5選

ウェブ制作における「CMS選び」は家づくりの基礎工事のようなもの。土台を誤れば、後になってリフォーム地獄……なんてことも。本記事では2025年最新版のシェアデータをもとに、上位5大CMSを「ブログ向け」「EC向け」「大企業向け」などタイプ別おすすめの視点で徹底比較します。メリット/デメリットだけでなく、現場でありがちな落とし穴や運用コストのリアルも深掘り。あなたのサイトが2年後、5年後も快適に走り続けるための“CMS選定ロードマップ”として、ぜひ活用してください。

INDEX
1. CMSシェア早見表(世界ベース・2025年上半期)
2. CMS別メリットとデメリット+ひと言解説
3. 用途別 “おすすめCMS” チェックリスト


1. CMSシェア早見表(世界ベース・2025年上半期)

CMS 推定シェア
WordPress 約60%
Shopify 約8%
Wix 約4%
Joomla! 約3%
Drupal 約2%

※出典:W³Techs / BuiltWith ほか複数調査を平均化。



2. CMS別メリットとデメリット+ひと言解説

WordPress ―― “自由度”と“プラグイン沼”は表裏一体

メリット
  • テーマ・プラグインが圧倒的に豊富で、ほぼどんなサイト構成も実現可能
  • 日本語ドキュメントやフォーラムが充実し、国内ベンダーの支援も多い
  • 小規模ブログから大規模メディア、EC(WooCommerce連携)までスケール自在
デメリット
  • プラグインやテーマの選び方次第で表示速度が低下しやすい
  • コア・プラグインのアップデート管理を怠るとセキュリティリスクが急増
  • 管理画面の自由度が高すぎて、未経験者は「何から手を付けるか」で迷走

解説:自由にカスタマイズできる反面、“引き算”の判断力が問われます。社内にライトなWeb担当が1名でもいれば十分扱えますが、ガチのノーコード派には少々ハードル高め。

Shopify ―― “売る”ことに全振りしたEC特化CMS

メリット
  • 決済・在庫・配送連携などECに必要な機能がワンパッケージ
  • セキュリティ/サーバー管理はShopify側が一括対応で安心
  • 海外向け多通貨・多言語販売も追加アプリで簡単
デメリット
  • 独自機能を追加するにはLiquid(独自テンプレート言語)の習得が必要
  • アプリ・テーマが月額課金型多し。売上規模次第でコスト高に
  • ブログや独自コンテンツ重視のサイト構築には機能が限定的

解説:ネットショップを“今日中にオープンしたい”人に即効性抜群。ただし「デザインも機能も全部オーダーメイドで!」と欲張ると、月額+アプリ課金が家計を直撃します。

Wix ―― ノーコード派の頼れる相棒。ただし拡張性は小ぶり

メリット
  • ドラッグ&ドロップの直感UIで、コーディング知識ゼロでもOK
  • テンプレートデザインが豊富で、公開までの所要時間が短い
  • ホスティング・SSL・バックアップが込みのオールインワン
デメリット
  • テンプレート変更が途中から難しく、大幅リニューアル時に作り直しが発生
  • ページ速度とSEOの微調整に制約が多い
  • 外部サービスとの深い連携や会員制機能の拡張が限定的

解説:ポートフォリオや小規模ビジネスの“名刺サイト”には最適。将来的に多機能化・高速化を狙うなら早めに次のCMSへ乗り換えるプランも視野に。

Joomla! ―― 中規模サイトの“管理権限設計”が得意

メリット
  • 細やかなアクセス制御(ACL)で、部署横断の編集権限管理が容易
  • 多言語サイトの構築が標準機能で手厚い
  • プラグインは少数精鋭で品質が安定
デメリット
  • 管理画面が複雑で、初心者は学習コスト高
  • 国内コミュニティ/事例が少なく、日本語情報が限られる
  • 機能追加の拡張エコシステムはWordPressほど活発でない

解説:複数チームが同時編集するコーポレートサイトに好相性。逆に“ひとり運営”のブログ用途ではパワー過剰で持て余しがちです。

Drupal ―― 大規模・高セキュリティ案件の切り札

メリット
  • コアが堅牢で、政府機関・メディア企業での採用実績多数
  • 構造化データ(フィールドAPI)で複雑なコンテンツ管理が容易
  • ヘッドレスCMSとしてフロント分離構成にも強い
デメリット
  • 構築・運用にはPHP/Composer等の開発知識が必須
  • 日本語ドキュメント・導入ベンダーが限られる
  • 小規模案件ではオーバースペック&工数過多

解説:会員情報や機密データを扱う大規模ポータルでは無類の安定感。一方で「趣味ブログを作りたい」人が手を出すと、エンジニアリングの沼に沈みかねません。



3. 用途別 “おすすめCMS” チェックリスト

用途/規模 ベストチョイス 補足コメント
個人ブログ・小規模コーポレート WordPress / Wix カスタマイズ◎ならWP・手軽重視ならWix
スタートアップ~中堅EC Shopify 売上拡大フェーズではアプリ費用を要確認
マルチ言語・権限分散サイト Joomla! 各部門がCMSを共同管理する企業に好相性
大規模ポータル・公共機関 Drupal 専任エンジニア体制が前提条件


CMS選びで失敗しない!2025年最新版シェア&タイプ別おすすめ5選

まとめ

  • WordPress:万能だがメンテ必須。カスタマイズ=自己責任。
  • Shopify:EC特化の高速道路。脇道(独自機能)は有料オプション。
  • Wix:ノーコードの楽園。ただし成長痛に注意。
  • Joomla!:権限管理の優等生。1人運営にはやや大仰。
  • Drupal:堅牢さ最優先の重装備。軽装サイクリングには不向き。

CMS選びは「サイトの現在地」と「2〜3年後の姿」を想像するのがコツ。あなたのWeb戦略に最もフィットする一枚を、ぜひ見極めてください!