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ChatGPT Agentがついに始動!あなたの代わりに働くAI使い倒しガイド

ChatGPT Agentがついに始動!あなたの代わりに働くAI使い倒しガイド

2025年7月17日、OpenAI は ChatGPT に「エージェント機能」を追加しました。これまでの ChatGPT は「文章を作る」ことが中心でしたが、エージェント機能を使うと人間の代わりにマウスを動かし、入力し、ファイルまで作ってくれるようになります。この記事では、発表内容・使い方・注意点をなるべくやさしい言葉でまとめました。まずは「エージェントって何?」というところから見ていきましょう。

INDEX
1. ChatGPTエージェントとは?
2. エージェント進化のあゆみ(年表でざっくり把握)
3. 使えるプランと条件
4. 何ができる?リアルな活用シナリオ
5. 便利に使うコツ
6. 注意点とこれから


1. ChatGPTエージェントとは?

仮想ブラウザを使うAI

ChatGPT の中に “もう1台のパソコン” を用意し、その中でウェブサイトを開きます。人の手の代わりにリンクをクリックしたり文字を入力したりします。

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イメージとしては「リモート操作のロボット」が画面の向こうで動いている感じです。あなたは「このリンクを開いて」「表にまとめて」と指示を出すだけ。エージェントは手順を自分で考えながら動きます。

タスクを最後までやってくれる

指示を出すと「情報を集める→入力する→結果をチェックする」という流れまでAIが回します。

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たとえば「競合A社とB社の料金を調べて表にして」とお願いすると、Googleで検索し、公式サイトを開き、料金ページを探し、数字を抜き出して表を作るところまで自動で行います。

安全のための権限設定

エージェントがアクセスできるサイトやフォルダをあらかじめ決められます。

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クレジットカード情報を扱わせたくない場合は「決済サイトにアクセス禁止」と設定できます。万が一のミスクリックを防げます。



2. エージェント進化のあゆみ(年表でざっくり把握)

年月 主な出来事 説明
2023/11 Assistants API 開発者が“自作エージェント”を作れる仕組みができた
2024/01 GPT ストア みんなが作ったカスタムGPTを売ったり共有できるお店ができた
2025/07 ChatGPT エージェント いよいよ一般ユーザーもワンクリックでエージェントを使えるようになった

詳しいポイント解説

Assistants API (2023/11)

ChatGPT に「外部ツールを呼び出す」「長い文章を覚える」力を加える開発者向けのキットです。プログラマーはこれを使って、自分だけの“作業ロボ”を作れるようになりました。

GPT ストア (2024/01)

プログラム不要でカスタム GPT を公開・共有できる“アプリストア”です。ユーザー同士が得意なプロンプトやツールを売買し、ノウハウが一気に広がりました。

ChatGPT エージェント (2025/07)

これまでの基盤をワンクリックで使えるように統合したのがエージェント機能です。ブラウザ操作まで任せられるため、エンジニアでなくても簡単に“AI 代行”を体験できます。



3. 使えるプランと条件

プラン エージェント ひとこと
Free × 無料版では使えません
Plus 個人がまず試すならこれ(2,900円/月)
Team 小さなチーム向け。成果物を共有しやすい
Enterprise / Pro 会社単位で管理できる。権限やログも細かく設定可
ポイント解説

「ちょっと触ってみたい」ならPlus プランが一番手軽です。まずは無料版で通常の ChatGPT を試し、必要性を感じたら Plus へアップグレードするのがおすすめです。



4. 何ができる?リアルな活用シナリオ

シーン 具体例 ワンポイント
市場調査 競合3社の料金と機能を表にしてCSVでダウンロード 「CSVで保存して」と頼む
ネット通販 ドレスコードと天気を考えて服を探し、そのまま購入 「カートを確認してから決済して」
情報まとめ 最新の法律改正点をスライド10枚にまとめる 「スライドは10枚以内で」
Web制作 ワイヤーフレーム→コード生成→GitHubにプルリク テスト用リポジトリで試す

1. 市場調査
  • 競合の公式サイトを開く → 料金表をコピー → スプレッドシートを作る → CSV に変換
  • 追加例: 飲食店のメニュー価格を地域別に調べ、グラフまで作成。
2. ネット通販
  • 天気APIで気温を確認 → 条件に合うワンピースを検索 → サイズ在庫チェック → カートIN → 購入
  • 追加例: 子どもの誕生日プレゼントを「レビュー評価4.5以上」「2日以内に届く」で自動リスト化。
3. 情報まとめ
  • 官公庁サイトの更新情報を取得 → 改正ポイントを比較 → スライドテンプレに入力 → PDF出力
  • 追加例: YouTube動画から字幕を抽出し、内容を3分で読める要約にして配布。
4. Web制作
  • Figmaデータ読み込み → HTML/CSS/JSを出力 → GitHubへプッシュ → Lighthouseで90点未満なら修正
  • 追加例: 画像を自動で圧縮し、altタグもAIで生成してアクセシビリティ改善。


5. 便利に使うコツ

  1. 小さく始める: まずは「メール本文を入力して送信ボタンを押す」など、失敗しても問題が少ないタスクで試しましょう。
  2. 進捗を聞く: チャットで「今どこまで終わった?」とこまめに確認。途中で止まってもすぐ気づけます。
  3. 権限を絞る: エージェントには必要最小限のアクセス権だけ渡しましょう。個人情報を守れます。
  4. ログを活用: エージェントの行動はCSVで保存できます。「どの手順がうまくいったか」を後で見返してプロンプトを改善しましょう。

追加の具体例

  • 小さく始める例: PDFをWordに変換 → 段落ごとに箇条書きに要約。
  • 進捗確認例: 「次にやる作業をリストで教えて」と聞くと見落としを防げます。


6. 注意点とこれから

今の課題

ボタンの押し間違い

日本語サイトでボタン名が英語想定と違うと、意図しないリンクをクリックすることがあります。

広告をクリック

ポップアップ広告を入力欄と勘違いして作業が止まるケースも。広告ブロッカーを一緒に使うと良いです。

これから期待されるアップデート

ローカルアプリとの連携

将来はExcelやPhotoshopなど、パソコン内のアプリも操作できるようになると言われています。

マルチモーダル強化

画像や音声も同時に理解し、動画編集やデザインチェックまで自動化する方向に進んでいます。



まとめ

ChatGPTエージェントがあれば、ブラウザでの単純作業を丸ごと任せられます。まずはPlusプランに入り、小さなタスクで動きを確かめましょう。慣れてきたらテンプレを作り、毎日のルーティンをどんどん自動化!浮いた時間で “考える仕事” に集中する――それがこれからの働き方です。

ChatGPTエージェントをはじめる3ステップ

  1. PlusプランでエージェントをONにする
  2. このページのコツを試して動作を観察
  3. 成功した手順をテンプレート化し、より大きな業務へ展開