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何気ない投稿が思わぬリスクに。今すぐ見直したいSNSの使い方

何気ない投稿が思わぬリスクに。今すぐ見直したいSNSの使い方

SNSは、誰もが気軽に情報を発信できる便利なツールです。しかし、その手軽さが仇となり、自分でも気づかないうちに「個人情報」を世界中に公開してしまっているケースが後を絶ちません。この記事では、SNSで個人情報が漏れる“意外な瞬間”とそのリスク、そして防ぐための具体的な対策について解説します。

INDEX
1. SNSで漏れがちな個人情報とは?
2. 個人情報が漏れる瞬間の具体例
3. SNSで個人情報を守るための対策
4. 万が一漏れてしまったら?


1. SNSで漏れがちな個人情報とは?

まず、SNSで「漏れやすい個人情報」には以下のようなものがあります:

  • 氏名(フルネーム・ニックネームでも特定可)
  • 顔写真(プロフィールや投稿写真から)
  • 勤務先や学校名(制服、名札、投稿内容から)
  • 自宅の位置情報(写真の背景・投稿に埋め込まれたGPSデータ)
  • 家族構成や子どもの情報
  • 日常のルーティン(投稿時間から生活パターンが読まれる)
  • 車のナンバーや住所が写り込んだ写真

これらの情報は、投稿者が意図せずとも「加害者にとってはヒントの宝庫」になります。



2. 個人情報が漏れる瞬間の具体例

写真の背景に注意!

家の前での記念写真、旅行先での写真、カフェでの写真――背景に写った「表札」「駅名」「通学路の標識」などから、自宅や学校が特定されることがあります。

子どもの名前と誕生日を祝う投稿

「◯◯ちゃん、5歳の誕生日おめでとう!」といった投稿は、名前・年齢・誕生日が一目瞭然。将来的に「パスワードのヒント」として使われやすい情報が公開されている状態です。

リアルタイム投稿

「今、○○に来てます!」という投稿は、自宅が「留守」であることを示すサインに。空き巣などのリスクも。

タグ付けや位置情報の自動添付

InstagramやX(旧Twitter)では、投稿に自動で位置情報が埋め込まれることがあります。特に「公開設定」のままだと、誰でも確認可能。



3. SNSで個人情報を守るための対策

写真を投稿する前に確認を

  • 背景に個人情報が写っていないかチェック
  • 位置情報を削除してから投稿
  • 他人が写っている場合は許可を得る

投稿内容に含まれる情報にも注意

  • 子どもの名前や年齢、学校名は伏せる
  • 旅行や外出は「事後報告」にする
  • 投稿の公開範囲を「友達のみに限定」する

アカウント設定を見直そう

  • プライバシー設定は定期的に確認
  • SNSの「顔認識」「タグの自動承認」はオフに
  • パスワードや二段階認証の設定も忘れずに!


4. 万が一漏れてしまったら?

もし「投稿を削除しても情報が拡散されてしまった」「悪用された形跡がある」場合は、以下の対応をおすすめします:

  • 投稿の削除と関係者への注意喚起
  • SNS運営会社への通報・削除依頼
  • 必要に応じて、警察や消費生活センターへの相談


まとめ

SNSは、使い方次第で便利にも危険にもなるツールです。「こんな情報ぐらい大丈夫」と思っていた投稿が、誰かにとっては“突破口”になることもあります。一度投稿した情報は、完全には消せないことも多いため、「投稿前の一呼吸」を習慣にしましょう。

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